隐者
正位 · 雪のあとの山頂に、老人が一人立っている。手に持つ灯は足元の小さな円だけを照らし、それで十分だと言うように、下山を急がない。
逆位 · 灯が消えかけている。老人は洞穴の奥へさらに数歩退いた。入口の光は小さくなるばかりで、外から呼ぶ声がするが、返事はない。
映し読み · 隠者が映しているのは、今回のその引きこもりが、行く先を見極めるためのものなのか、それとも逃げることそのものになってしまっているのかということだ。
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これは鏡であって、予言ではない。映すのはいまのあなた。どう歩くかは、あなたが決める。